言葉のさんぽ道

~気ままに写真とゲームの話題が更新されるはず~

街とリクルートスーツと私

電車から下りるとそこは雪国だった・・・りしたらロマンティックなんだけれども現実は常に冷酷だ。人込みの山、山、山。群集の中を掻き分けるより流れに身を委ねた方が効率的だと知ったのがこの2年間で得た事だ。
しかし4月に入りその人込みが膨張した。表情にはまだあどけなさと学生くさい若々しさが残る。そう、新入社員の人達だ。3月辺りの街の様子は疲れきった負のオーラをまとっているのに4月になった途端この眩しいくらいのフレッシュなオーラで包まれる。おじさんには苦痛である。
嗚呼、自分にもこのような光り輝く希望に満ちた日々があったのだなあ・・・と思ったりしたけれどもあんまりなかったような気がしないでもなかったりする。そして自分が単に若さに対して嫉妬しているだけなんじゃないかと思い当たる。ふふ、俺も老けたものだ。


よし、どうでも良いんだけど、横に展開してだらだら歩いている新入社員ども邪魔だから退け。お前らを迂回するように人々が追い抜いているのが解らんのかお前らはっ。