言葉のさんぽ道

~気ままに写真とゲームの話題が更新されるはず~

映画「HANA-BI」感想

世界観は北野ワールドなので好みが分かれるところ。しかし合間合間に元同僚が描いたという形で絵が挿入され、HANA-BIの世界観を深めている。
下半身不随により家族に見捨てられ車椅子生活を送る同僚と、殉職により残された部下の妻と、不治の病によりこれから死に行く妻と。そして淡々と殺されていくヤクザ達。生きること、死ぬことって何だろう、どうあるべきなんだろうとちょっとだけ考えさせられた。
主人公が身を置く世界の血生臭さとは対照的に妻との旅行(逃避行?)は暖かで安らぎに満ちている。その妻との時間があったからこそ主人公は今まで刑事としてやってこれたのかなと推測する。


家族と旅行行きたいなあ、とガラにも無く思った作品でした。