言葉のさんぽ道

~気ままに写真とゲームの話題が更新されるはず~

親になって変化したこと

昨日もいつものようにラジオをつけて、帰路につく。
ラジオ内容は毎日楽しみにしている「ラジオ劇団小さな奇跡」。心をほっこりさせてくれる貴重な時間。そこでちょっと感動してしまった話を書こう。


初孫が産まれるということで一緒に自動車で病院に急ぐ親子の会話。経緯は省く。
 :
息子「俺も幸せな家庭を築くんだ」
親「幸せだった?」
息子「二人は、俺の目標だからね」


この何気なくも暖かい会話、今までの自分ならきっと「息子かっこいい事言うなあ」程度の受け止めだったと思う。でも今親になって、子育てをそれなりに色々頑張ってみて、子供のこの言葉が親にどう響くかが、解る。
自分は語彙が少ないのでピッタリ表現する言葉が思いつかないので泥臭く説明するけど、息子からのあの言葉は「今までの感謝」と「良い親だったと認めてもらえた」ということなんだと思う。
別にね。親は子供に認めてもらいたくて子育てしてる訳ではないんですけど。ただ、やっぱり不安なんですよ。子供のためと思って色々やるけど、それが正しいのかなんて誰にも解らんですもんね。そんな不安が心のどこかにトゲみたいに刺さってる。普段は忙しくて大変で忘れてるけど。
そんなものがね。ある日子供が大きくなって。ふとこんな風に言われてごらんよ。俺はこっそり泣くかもしれん。
そういえば、中3の頃、母の日に母親に花を贈ったなあ。メッセージカードに「幸せものの息子より」とかって書いたかな。うわイタイ。恥ずかしい。さすが中学生。でも母親はいたく感動してくれた。うん、俺もそんなんされたらその夜はしみじみと酒を飲みたくなるやもしれん。


まああれだ。話がちょっと逸れたけど。こんな風に、昔は暖かい言葉だなあってくらいにしか思わなかった言葉が、今は心に深く沁みる言葉になったりする。人間って面白いなあって思ったよ。某リンゴ好きな死神じゃないけど。


最近親馬鹿風な日記ばかりですまんです。ただ、親になるとどうしても心に残ってくるのはこういった事になるんすよね。うん。