へろぅ。わしの名は笛爺。だんだんクエストにも慣れてきて、身体も戦い方を思い出してきたわい。しかし笛でモンスターをどつくっちゅーのも変な話じゃのう。こんな馬鹿でかい笛吹くにゃーどんくらいの肺活量が必要なんかのう。今まで考えた事も無かったわい。まぁそれが解ったからってどーって事もないんじゃけどな。
採集クエスト「忍び寄る気配」
さて、今度のクエストはおびえる青年さんからのリクエスト。
「…いつも通り…ポポを探して…山へ…入ったのですが…今日はポポが…怯えて山頂へ…逃げてしまいました……。恐らく…何かが…潜んでいるのかと……思われます……。私の…代わりに…ポポの肉を…集めて下さい…」
怯えるっちゅーよりなんか辛気臭いにーちゃんやのう。ヘタな事言ったら呪い殺されそうな勢いじゃ。ちゅーかポポが恐れるような何かが潜んでるのに肉を取りに行かせるとかってどんだけSやねんって話じゃわい。まぁ仕事じゃから行きますかいのう。
確かに山の麓にはポポがおらんかったので山に登ってポポの群れをボッコボコじゃい。
ポポ自体はデカイけども簡単に倒せるので肉集めもそれほど苦じゃないわい。
さてさて順調に肉も集まってきたので次のエリアに・・・って何かおったーーー!!!
咆哮されたーーー!!耳いてーーー!!ってその隙に突撃されたーー!!
チーンごろごろごろ。南無ー。という事で何かをする暇もなくキャンプ地に送り返されてもーた。ぎゃふん。ふ、ふんだ!もうポポ肉は依頼数分集めてあるから、わざと戻ったんじゃからね!…とツンデレ的に言い訳しておくわい…。
さて、ポポ肉渡した後のおびえる青年さんからのお言葉じゃ。
「…おお、確かにポポ肉…ありがとうございました…。…ところで…その傷……とても痛そうですね…大丈夫でしたか…?…私のお願いで…危険な目に遭わせてしまい、申し訳ありませんでした……(にやにや)」
って最後のニヤニヤって何じゃーー!?…あれ、コイツもしかして確信犯なんじゃねー?…色んな意味でこの村でやっていくのが怖くなったクエストじゃったわい…がくぶる。