言葉のさんぽ道

~気ままにご飯写真とゲームの話題が更新されるはず~

航海日誌 その6

私は今、ボロボロになった船体を前に、ボロボロになった船員と共に
今生きている事を神に感謝している所です。

航海1日目

事の始まりは冒険者ギルドで得た一つの依頼でした。
強烈な毒を持つ海中の生物が、船乗りを苦しめているとのことでした。
その生物の生態を知り、何らかの対策ができないかという依頼人の話でした。
私はその生物への知的好奇心もさることながら、その報酬額の多さにも心を奪われました。
詳しい話はセウタの船乗りが知っているという事だったので、
セウタ周囲の海域で生態調査を行えば良いのかと思い、
それならば自分一人でも安心して行えると判断し契約を結び、
早速セウタに向かって出航しました。
・・・今思えば、そんな安全で簡単な依頼に、何故高額の報酬が貰えるのかと
疑ってかかるべきだったのかもしれません・・・。

航海3日目

無事にセウタに着いた我々は、早速酒場で聞き込みを行います。
そこで船乗りから有力な情報を聞かせていただくことができました。
「ああ、その生物ならラスパルマスの南に行った所に生息してるようだぞ」
そこで私の思考回路が停止します。
ラスパルマス?何処ですかそこは?
冒険者でありながらリスボン近海の都市しか把握していない私は、
恥をしのんでラスパルマスの位置を酒場のマスターに聞きます。
ラスパルマスならマディラを南に行った所さ」
遠ッ!
セウタ近海で気軽に生態調査では無かった模様です・・・。
しかも私は未だマディラまで行った事がありません。
私の航路に暗雲が立ち込めてきました・・・。

航海10日目

ようやくマディラに到着しました。
まったりと船員と共に釣りをしながら航海を楽しんでの到着です。
ラスパルマスはここから更に南下したところにある模様。
船に水と食材を積み、未踏の地に出発です。

航海11日目

マディラを出発して暫く経った後、何気なく見た地図に私は驚き思わず叫んでしまいました。
この時、私は初めて気が付いたのです。
ラスパルマスがあるとされる海域は、危険海域だったのです!
この海域では商船や交易船等を狙う海賊が跋扈しています。
そんな中に全く海戦術・海戦経験の無い小さな船が浮かんでいるのです。
まさに狼の群れの中に放り込まれた小さなウサギ。
私は流れる汗を止めようともせず、ただ無事にラスパルマスに着ける事を祈りました。

航海13日目

無事にラスパルマスに到着することができました。
すれ違う船・船団にびくびくしながらの入港です。
しかし私の本来の目的はこの街に来る事ではありません。
あくまでもここから更に南下した場所で、生態調査をすることなのです。
食料の補充も充分に行いました。
明日に備え、今日は早く寝ることにします。

航海15日目

私の観察結果によると、どうやらこの近くで依頼された生物が生息されているようですが・・・
・・・?・・・何か遠くに船団が見えま・・・え・・?
ちょ ちょっとまりあjsぢあfじゃsどf
――戦闘開始――
明らかに敵意を持った2つの大きな船が私の小さな船にぐんぐんと近寄ってきます。
私は半ばパニックになりながらも、船を反転させ、ただただ逃げようと試みます。
しかし船の性能差は歴然。私の船に徐々に徐々に近寄ってきます。
白兵戦になろうものなら瞬殺されるのは目に見えています。
私は必死に舵を取り、それだけはさせまいと逃げ惑います。
その刹那。
ドゴォォォン!!という轟音と共に世界が揺れました。
急いで現状を確認すると、私の小さな船が半壊&炎上しているではありませんか!
一回砲弾を受けただけでこの威力。私は必死に逃げ続けました。
――戦闘終了――
向こうもやっと諦めたのでしょう。
気が付くと大海原にポツンと私の船が取り残されていました。
以前船は炎上したままです。消化砂など貧しい私が持っているはずもありません。
とにかく急いで生態調査を行います。
―――依頼主の生物とは、毒クラゲの一種でした。
なるほど、確かに知識の無い船乗りがうっかり触れてしまうと大事になりそうです。
私は調査を終え、ラスパルマスに帰還することにしました。
船は依然燃えています。
帆が燃え落ちた為、航海速度が激減しました・・・。

航海16日目

船は依然燃えています。釣った魚が全て焼けました。
焼け焦げて炭になったので食べれたものではありません。
香ばしい臭いにつられたのか、人食いサメが船の周りをぐるぐる回っています。
半壊した船を少しでも直そうとしていたジェフ(船員)が高波にさらわれて海に落ち、
そのままサメに食われました。
ジェフ、良い奴だったのに・・・。

航海18日目

多くの犠牲を払い、私達は再びラスパルマスに到着しました。
ようやく火を消す事ができ、半壊した船も修復することができました。
ジェフの代わりに新しくベテラン船員であるボブが仲間になりました。
特に3刀流であったり天候に詳しかったりトナカイだったりする訳ではないようです。
調査も終え、危険海域から離脱できるということで私は安心して交易品を買うことにしました。
酒場のマスターが砂糖がお得と言っていたのでそれらを20樽分買い込みます。
残金が500D未満になりました。・・・買いすぎたでしょうか。
帰りは何処にも寄らず直接リスボンに寄ろうと思っています。
長い航海も終わりに近付いてきました。

航海24日目

リスボンへの航路の約半分ほどまで来たでしょうか。
食料は釣った魚を加工すれば補充できるので問題ないのですが、
水が残り4日分くらいしかありません。
・・・すごいギリギリな予感です。途中でファロに寄る選択肢も頭に入れておきます。

航海26日目

次々と海賊に襲われ、無駄に水と食料を消費している。
また海賊から逃げる際に航路がずれるので、どうしても最短距離である直線航路に狂いが生じる。
水の残量も少なくなってきた。
クソ!海賊どもが居なければもっと快適に航海ができていただろうに・・・!

こうかい28日目

えきびょうが流行る。
ぼくもいしきが薄れてきた。
かんぱんはよごれている。

こ かぃ29に ち

みず もぅ なぃ

3    ぃち

   かゆ    う   ま

航海32日目

なんとかリスボンに到着する事ができました。
今は意識もしっかりしています。
船員達も無事なようです。
早速依頼主に報告し、報酬として27000Dをいただいてきました。
次の依頼も紹介されましたが、今はそんな気力ありません・・・。
当分の間、町の波止場で釣りを楽しんでいる事でしょう。